学生に伝えている優良中小企業を見抜く4つのポイント
不安な学生ほど「正解」を探そうとしてしまう学生と話していると、「どの会社が正解ですか?」「失敗しない選び方を教えてください」という声をよく聞きます。でも、会社選びにひとつの正解があるわけではありません。条件や知名度だけで決めようとすると、かえって判断ができなくなってしまいます。だからこそ私は、「会社そのものを見る視点」を持つことが大切だと伝えています。
■1:社長や幹部が、前を向いて会社の未来を考えているか学生にまず見てほしいのは、社長や幹部が、どんな時代でも前を向いて進もうとしているかどうかです。社会や経済の変化が大きい今、現状への不満や課題だけでなく、「これからどうしていきたいのか」「より良い会社にするために、何に取り組もうとしているのか」を、自分の言葉で語れているか。学びや挑戦を止めず、会社の未来と社員の働く環境をどうつくっていくかに向き合い続けているかどうか。その姿勢に、会社の方向性や土台が表れます。
■2: 若手社員や現場の声が、きちんと届いているか次に見るポイントは、若手社員や現場の声に耳を傾ける姿勢があるかどうかです。「やってみたい」という声を受け止める空気があるか。意見を聞くだけで終わっていないか。働く環境ややり方を、少しずつでも変えようとしている会社には、人を大切にしようとする姿勢が表れます。
■3:会社としての考え方や軸が、言葉になっているか企業理念や方針、年間計画などがあるかどうかも重要なポイントです。それらが、単なる「掲げている言葉」ではなく、日々の判断や行動につながっているか。会社としてどこを目指し、社会の中でどんな役割を果たそうとしているのか。その軸がある会社は、学生にとっても、働くイメージを持ちやすくなります。
■4:女性が活躍できているか(=組織の多様性の指標)学生には、「女性が活躍できている会社か」を見るよう伝えています。その理由は、女性活躍の状況が、多様な人が力を発揮できる組織かどうかを映し出す指標になるからです。女性が補助的な役割に偏っていないか。挑戦や意思決定の場に、きちんと関わることができているか。そこに、その会社の文化や考え方が表れます。ワーク・ライフバランスへの配慮など、誰もが力を発揮できる働き方を実現しようとしているか、あるいは、そうした環境を目指して動いているかも、大切なポイントです。

